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2020年 8月 18日 センター試験 英語の会について

こんにちは。担任助手3年目の笹本です。
 
今回は15日、16日に行われたセンター過去問の会についてお話しします。
この回では高校1・2年生にセンター試験の英語の問題を解いてもらいました。参加者は、67名でした!
 
センター試験の過去問を解くと聞くと、
『え?共通テストに移行したのに?』と疑問に思う人もいるかと思います。確かに試験の名称とともに問われる内容や力も変わりました。
(多くの人は知ってると思いますが、
センター試験の時はR:200点 L:50点だったのが、共通テストではR:100点 L:100点に配点が変わります。)
 
しかし、センター試験の問題は基礎力を確認するうえで非常に価値のある問題です!
 
さらに言えば、共通テストのリーディングと問われてる力の本質は同じだと考えられます。
 
つまり、解いて損はないのです!
 
そのこと以外にもこの会を設けた理由があります。それは、皆さんには同日での得点を意識して欲しいのです。
 
なぜならば、入試1年前の得点で合否がほぼ決まってしまうからなんです
みなさんは
“入試1年前が勝負”
ということを覚えておいてほしいです。
だから同日でしっかりと良い点を取りましょう。
また東進の渡辺先生がおっしゃっている通り、英語に関しては、高2の3/31までにケリをつけましょう。
そのためにも、同日で8.5割以上の点を目指しましょう。
その途中経過の夏にセンター試験の過去問を解くことでみなさんに同日までの勉強の指針を立ててもらいたいという気持ちもあり、設置しました。
 
なので、解くだけで終わりにしてはダメです。解いた後に、自己分析をして残りの夏休みあるいはこれから同日までをどう過ごすか決めてください。
 
ここで簡単に得点別にアドバイスをつけたいと思います。(あくまで自分の考えですので、正しいとは限りません。参考にしてください。)
 
180点以上取れた人は、基礎力はばっちりだと思います。なので、共通テストになって配点が大きくなったリスニングや二次試験に特有の英作文の勉強に入っていいと思います。(逆に基礎力がない段階で英作文などの勉強はおすすめできません。)
 
140点-179点取れた人は、どこで落としたかがポイントです。
 
文法は取れたが長文で落とした場合は、英語のルール(文法)はしっかりと理解しているはずなので、文章と向き合う数を増やせば自ずと成績は伸びるはずです。東進で扱っている講座を進める中で長文と向き合っていけばよいです。もし講座が終わってしまったら、問題集などで触れる長文の数を増やしていきましょう。
 
文法で落として長文は取れている場合は、要注意です。本来、文法を分かっていないとすれば長文を読めるはずがないのです。点が取れた理由はおそらく単語力があったからだと考えられます。覚えている単語量が多いとルールを分からずとも文意が取れてしまうことがあります。しかし、それには限界がありますし、間違いなく二次試験・私大試験には通用しません。なので、まずは基礎だからといって馬鹿にせずに文法を簡単に振り返ってみましょう。
 
文法・長文両方で落としている場合は、まずは文法から見直すことが良いでしょう。理由は先述しましたが、文法なしに長文を読むことはできない(限界がある)からです。しっかりと文法が固まれば、長文の得点もある程度は上がるはずです。
 
140点未満だった人は、まずは基本的な単語、熟語の見直しをしてみましょう。
出席票を見させてもらいましたが、140点未満の人の全員が制限時間ギリギリあるいは制限時間内に終わらないという状態でした。
時間がかかることの要因はいくつも挙げられますが、その中でも一番多く、かつ改善しやすいものとして、単語・熟語のアウトプットが挙げられます。
ある単語を聞いたときに、瞬時に意味が把握できるかを確認してください。そこに考える時間が入るとその時間の分だけロスしてしまいます。高速基礎マスターを使って確かめるのもいい方法だと思います。
また、高速基礎マスターで基本例文まで終わってない人はまずは終わらせましょう。終わった後に、単語・熟語・文法・基本例文を毎日繰り返すことで、基礎力がついてきます。それによって140点まで伸ばすことはできるはずです。
 
簡単に自分なりの考えを書きましたが、参考にしてくれれば幸いです。いずれにせよ、今回の会を通して何を得るかは自分次第です。自己分析をきちんとして今後の勉強に生かそう。
 
みなさんが共通テスト同日受験で良い点数をとってきてくれることを大いに期待しています。
頑張って下さい!