笹本先生による物理講座⓪ | 東進ハイスクール 川越校 大学受験の予備校・塾|埼玉県 東進ハイスクール川越校|埼玉県

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2021年 2月 19日 笹本先生による物理講座⓪

こんにちは!東進ハイスクール川越校の笹本です。

 

本日は物理を学ぶうえでのアドバイスを皆さんにお伝えしたいと思います。

 

皆さんは物理という科目に対してどのような印象を持っているでしょうか?

最近の高校生は、物理嫌いな人が多いようで少し残念な気持ちになりますが、なぜ物理に対してそのような気持ちを抱いてしまうのでしょう?

 

その要因は、物理現象や物理法則が非常に論理的であり、堅苦しくイメージがしにくいからではないかと思います。教科書を見ても数式の羅列に終始していて、公式がたくさん出てくる物理が高校生に嫌われてしまう理由は良くわかります。

 

しかし、物理学という学問は昔の人が「なぜ?」と思った現象をシンプルに誰にでも分かるように定式化した学問であります。

なぜ、空は青いのだろう?

なぜ、虹ができるのだろう?

このような(ありきたりですが)疑問を物理学は解決してきました。このようにして築かれた学問である以上、我々も物理を学ぶときには、常に「なぜ?」という姿勢を忘れないようにしましょう。学びながら、常に疑問を感じることが大切です。もちろん抱いた疑問は、物理法則の持つ意味やその公式の導出背景などをきちんと押さえながら解決していくのです。それにより「分かった・理解できた」という気持ちを持つことができます。その感動こそが学びの原動力であり、成績を伸ばす秘訣だと思います。

 

少し前置きが長くなりましたが、今日は、物理の勉強は2段階であるということと、学ぶ上でのアドバイスを3つほどお伝えしたいと思います。

 

まず、物理の勉強は2段階であることについてお話します。これは受験科目すべてそうなのかもしれませんが、理系科目であるほどにこの特色は色濃く、その中でも物理は際立っていると思います。

要するに1段階目がinputで2段階目がoutputです。この勉強の段階に意識がないだけで全く成績が伸びないということもあります。知識だけを増やす一方、問題を解かない人・物理法則の内容を理解できていないのに問題をたくさん解きまくる人、このどちらも成績が伸びない人の特徴です。

まず第1段階として、inputをしましょう。言葉の定義、物理法則の数式での表現、それを用いた有名事実の確認を含めすべてを頭にいれることです。次に2段階で「問題を解く」というoutputの作業に移行します。問題を通して法則の適用を学んでいくうちに、だんだん法則の持つ深みが分かってきます。ぜひ多くの問題に出会い、それらを貫く考え方は唯一無二であるという物理学の普遍性を堪能してください。

 

そして今後物理を勉強する人へのアドバイスです。

 

①図を描いて考える

 

物理の問題を解く際、どんな現象が起こっているのか、現象のイメージを持つことが出発点であり、最も大切なことです。考えをまとめるときは常に図を描くようにしてください。小さな図ではなく、大きな図を描いてください。それだけで、頭の整理ができて、問題の本質を浮き上がらせることができます(ウソじゃないですよ)。

私は問題を解くときには、必ず図を描いていました。気になる方は話しかけてくれれば当時のノートをお見せします。

 

②背伸びをしない

 

これは昔から受験業界ではよく言われることです。「微積物理が強い」だとか、「微積物理が正しい」だとか、、それ関連について述べておきたいと思います。まず、この世に微積物理という学問は存在しません。なので、存在しないものに対して強いだとか正しいだとか言うのはやめましょう。結論から言えば、物理の問題が解ければよいわけです。なので、微積を使わない方法で一向に構いません。学習には、順序というものがあります。一般的には、高校生のうちは微積分を用いた物理を扱わずに、(しかし十分と言えるほどの)物理の素養を身に付けましょうというのがお題なわけです。微積分を用いた物理は大学の教養で学べばよいです。したがって、まずは、背伸びをせずに学習をすることをオススメします。一方、大学で学ぶことを先取りしてはいけないというルールもないので、興味がある人は大学の予習として勉強すればよいと思います。

このアドバイスに関連して、問題集も難しいものに手を出すことはオススメしません。

特に初めのうちは、すごーくシンプルで簡単な問題を解くことをオススメします。私が特にオススメするのは、もし東進で『スタンダード物理』を取っている人が読んでくれているなら、“自分でやってみよう”をとにかく解きまくってください。あれこそ物理の本質であり、効率よく成績を伸ばすツールになります。あの問題を何も見ずに自分の力で解けるようになって初めて市販の問題集に進むくらいが良いかと思います。本当にオススメです!

 

③楽しむこと

 

物理学は非常に楽しい学問です。そして学べば学ぶほど自分のすぐ身の回りに存在するものだと気づかされると思います。先人が築いた素晴らしい理論体系の一端に触れることで、考える癖もつけられます。ぜひ、楽しんで学習してほしいというのがアドバイスとともに私からのお願いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。冒頭にも述べた通り、物理を苦手とする高校生は非常に多いです。逆に言うと得意にすれば、大きな武器になります。物理にはセンスなんてものはありません、あるのは物理法則だけです。なのでやれば誰だって得意になれます。頑張ってください!!