私が実際に解いた、化学の面白い入試問題 | 東進ハイスクール 川越校 大学受験の予備校・塾|埼玉県

東進ハイスクール 川越校 » ブログ » 私が実際に解いた、化学の面白い入試問題

ブログ

2024年 7月 14日 私が実際に解いた、化学の面白い入試問題

こんにちは!

担任助手1年の新田です!

最近だんだん基礎的なExcelの使い方がわかってきて

自分で適当な資料を拾ってきて

グラフを作ったりしてニマニマしています。

新しく覚えたことを使うのって楽しいですよね!

 

今日は

私が実際に解いた、化学の面白い

入試問題

を紹介したいと思います!

———————————————————————————————————–

【問題】
以下の問題は、

日常生活で出会う化学的な疑問に関するものだ。

君の学んだ化学の知識をもとにして考え、文章で簡潔に答えなさい。

特定の化合物名などを示す必要はない。

汗で汚れたTシャツを、

洗剤を使わずに水洗いだけして干しておいたら、

酸っぱい臭いがした。なぜだろう。

-2010年 学習院大学

———————————————————————————————————

この問題の面白いところは、

普段無意識にやっている、

洗濯は洗剤を使うというところに

疑問を持って作られた問題だからだと思います。

 

みなさん

なぜ

洗濯物は洗剤を使わないと臭くなるか知っていますか?

 

簡単に言ってしまうと、

臭いの元は皮脂の中にある脂質成分です。

これが空気中の酸素に触れ、

酸化すると悪臭を放ちます。

 

つまりは

布に付いている皮脂さえ取り除いえしまえば

臭いは解消されるということです。

しかし

水と脂質は極性の違いにより、

なかなか溶けない性質があります。

だから水洗いでは不十分なのです。

洗剤には親油基と親水基が含まれるため、

脂質を取り除くことができ、

服を清潔に保つことができます。

 

 

このように

私たちが意識していないだけで、

身の回りに使われている化学はたくさんあります。

少し意識して周りの不思議を追求してみると、

面白いことが分かるかもしれませんよ!

頭の片隅にでも

置いておいていただけると幸いです(◜ᴗ◝ )