津々浦々 大学授業めぐり~慶應義塾大学 文学部編~ | 東進ハイスクール川越校|埼玉県

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2014年 1月 29日 津々浦々 大学授業めぐり~慶應義塾大学 文学部編~

こんにちは!
川越高校(古典ギター部)出身の慶應義塾大学文学部民族学考古学専攻の石川健士です。
今日は大学の授業をいくつか紹介したいと思います。

私は大学で考古学を勉強しています。
よくテレビなどでピラミッドが取り上げられると登場するアレです。
自分自身の専門は江戸時代を扱ういわゆる近世考古学です。

で、今日私が紹介したい授業は『民族学考古学研究法』です。
この授業では考古学の基本的な研究手法やフィールドワークの仕方を勉強する授業です。
専攻に入って最初にとる授業です。

考古学は、フィールドワークを主体としているので測量機器を扱うことも多いのでこういった授業が設置されています。
よく工事現場で見かけるような機械も使いながら発掘現場で必要になる技術を習得します。
だから私たち専攻メンバーは工事現場でおじさんたちが覗き込んでいる三脚みたいなものや望遠鏡みたいなものの使い方も知ってます(笑)

また後期には、港区郷土資料館と協力して博物館での企画展の展示を行います。
私たち研究室が所蔵する貴重な資料を一般の方々に紹介するため、収蔵品についての先行研究を事細かに調べ、研究活動のイロハを学びます。
考古学の役割の中には博物館などと連携して出土遺物の公開などもあるので、よりわかりやすい展示を検討するなかで学芸員として求められるような能力を培います。

先行研究を調べたり、分析・解釈を加えることには一定の訓練が必要なので、ゼミでの専門的な研究が始まる前にこの授業をとる必要があります。実際私はここから考古学を勉強し始めたので、この授業で作った展示の中で扱った遺物について卒業研究として約3年間研究しています。

私がこの授業をとっていた2年前には慶應義塾大学三田キャンパス周辺の会津藩保科家屋敷跡遺跡など2つの遺跡から出土した遺物を展示し、江戸時代や明治期の三田周辺の様子を紹介する企画展を行いました。

東京中、発掘をすれば江戸時代の生活の痕跡が何らかの形で出土します(!)が、こういった近世に考古学がスポットを当て始めたのはごく最近のことです。また一般の人々にとっても考古学的に検討することで、つい200年前のことが文献史学とは異なった形で明らかになり、好評をはくしました。

 

今年もこの授業で企画展の展示を港区郷土資料館2月19日まで「開け!縄文」展を開催しています。
今年の企画テーマはストレートに縄文時代です。
展示遺物の目玉は日本最古の埋葬された犬骨です。発掘されてから30年の月日を経てこの企画で初めて公開することができました。理化学分析の結果も踏まえながら総合的に遺跡から出土した犬骨をはじめとした遺物を検討することでさまざまなことが明らかになりました。

 

この授業の直接の成果でもありますので、お時間のある方はぜひこの企画展を覗いてみてください。
大学の授業の専門性と可能性を感じ取ってもらえればいいかなと思います。

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東進ハイスクール川越校 石川健士