この本を読め!【PART2】 永遠のゼロ | 東進ハイスクール川越校|埼玉県

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2013年 2月 7日 この本を読め!【PART2】 永遠のゼロ

『永遠のゼロ』 百田尚樹 著

今回紹介するのは『永遠のゼロ』という、講談社から出版された文庫本です。
今年は映画化もされるらしく、主演は岡田准一さん、三浦春馬さん、井上真央さんと豪華な役者がそろっています。

この本は普通の文庫本ですが、普通に文庫本として読むにはもったいないぐらい勉強になる本です。
この本を読み終わった時に、「日本人は若い内に全員この本を読むべきだ!全高校で夏休みの課題図書にしたらどうだろうか!つーかしちゃえよ!しろ!」
…と勝手なことを思いました。

さてさて、内容の方ですが、タイトルにある「ゼロ」とは第二次世界大戦で活躍した”空の侍”こと『零戦』のことです。
この本は戦争にまつわるお話です。

あるとき26歳の青年とその姉は、太平洋戦争で戦死した祖父、宮部久蔵について調べることになった。
祖父の当時の戦友を訪ねてまわり話を聞いていくと、徐々に祖父の人物像が浮かび上がってくる。
戦闘機乗りとして超一流の腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生き延びることのみに執着するパイロット、それが宮部久蔵
しかし、宮部久蔵が死を恐れ臆病に生きているのにはちゃんと理由があった。

読み進むほどに宮部久蔵の真の姿が浮かび上がってくる。
男として、人間としていかに素晴らしい人間だったかが、読む人の心にぐいぐい迫ってくる ―  そんな物語でした。

巻末に児玉清さんのこんなコメントがあります。

「戦争のことも、零戦のことも知らない若者たちが読んでも素晴らしい感動が彼らの心を包むであろうことはまちがいないことをここで強調しておきたい。いや、むしろそういう若者たちこそ、ぜひ本書を読んで欲しいと痛切に思っている一人だ。作者の一つの意図もそこにあったと思う。事実、本書の中では、太平洋戦争とはどんな戦争で、どのような経過をたどったのか。
またこの戦争に巻き込まれた我々日本人は、軍人は、国民は、その間にどのように戦い、どのように生きたのか。国を守るために戦わなくてはならなかった若者たちの心とは。命とは。彼ら若者達を戦場に送り出したエリート将校達の心は、といったことを作者はものの見事にわかりやすく物語に散りばめているからだ。なまじ歴史本などより、はるかに面白く戦争の経緯と実態を教えてくれる点でも実に秀逸な物語だと思うのは僕だけであろうか。」
(一部抜粋)

まさにその通りだと思います。

日本とアメリカの制度や思想の違い、新聞社やマスメディアの役割とその影響力、今と変わらないんじゃないかという官僚制度の実態、飛行機整備師たちの苦労、そして普段詳しく語られることのない戦争の実態。
この本からは本当にたくさんのことを学べました。

ちなみにこの本、マジで泣けます。
主に電車の中で読んでたのでこらえましたが、そうでなければ確実に泣いてました。

色々学べて感動できるこの素晴らしい小説「永遠のゼロ」みなさん是非読んでみてください!!

★余談★
3月31日まで所沢にある航空記念公園に零戦が特別に展示されているそうです。


エンジニアを目指す一学生として、当時のエンジニアが全力をあげて作り上げたものに興味がわいたので見に行ってみようと思います。
この本を読んで私のように興味がわいた人がいたら、ぜひ。

※ ちなみに、『この本を読め!』は、シリーズ化しています♪
…というより、【part 1】 もあるので、ぜひ目を通してください。世界からみた日本の現状がわかります。オススメです!

◆この本を読め part 1 『現実を視よ』 柳井正 著

東進ハイスクール川越校 担任助手 川崎大輔